JBLをリペア(改造)してみました
- atsushi-t9
- 2022年6月15日
- 読了時間: 3分

実家の遺品整理をしていると懐かしいスピーカーがありました。
JBLのJ216PROです。自分が大学生のころに父から譲ってもらい使っていました。結婚して家を出てからはそのまま実家に置いてきたので、父が使っていました。
一時期今の家でMacに繋いで使っていましたが、その時聴いている音楽となんか合わないような気がしたのでDALIのZENSOR 1を購入し、J216は再び実家に戻り、再び父が使っていました。
今回売るか使うか悩んだのですが、ツイーターと一体になっているプラパネルのネジ穴が完全に欠けていたので、そこを修理して使うことにしました。
最初はUVパテやアロンアルファでプラの修正に挑戦しましたがうまくできず、ツイーターを外してプラパネルだけを作り直すことも考えましたが、ツイーターがプラパネルに強固についているのでそれも諦めました。
となるとツイーターごと交換。ネットで情報を探していると、DAYTONAUDIOのツイーターに交換している方のブログを発見。
現在手に入るツイーターでJ216にちょうど良いものはDAYTONのものだけでしたので、そのままマネさせてもらいました。

↑ツイーターを外しました。四隅のねじ穴が消滅しています。

↑ツイーターの外径は60.55mm。これと同じくらいなら問題なし。8Ωです。
ツイーターはネットで時間を掛けて探しました。今はコロナ禍なので輸入も遅くなりがち。国内在庫ですぐに届くものでは「Dayton Audio DC25T-8 25mm チタンドーム ツィーター 8Ω」以外の選択肢はなかったです。
J216のターミナルは昔ながらのバネ式。ついでにここはバナナプラグ対応にしようと取り外しました。

↑ターミナルとネットワークが一体になっていました…。これオリジナルではない!?
ターミナルは父が交換していたようです。ネットで調べたところオリジナルのネットワークとは違うようです。ターミナルのねじ穴も新たに開けてありました。
このネットワークも新しくしようか悩みましたが、完成品のネットワークもそこそこのお値段がするので、これをそのまま流用することにしました。
ネットワークのプラス端子とマイナス端子に新たに線を半田付けし、それを新しいターミナルの端子に繋げました。ネットワークはネジ穴を利用し、スピーカー内に固定しました。
これで簡単に新しい端子になり、バナナプラグが挿せるようになりました。
あとは新しいツイーターを取り付けるだけ。位置をしっかり決めてネジ止めするだけ。とても簡単です。

↑Before Afterです。違和感なし!

↑ツイーターのプラのTLXのロゴが目立ちます。ホームシアターでの使用を想定してるんですね。父はワッシャーをかまして割れたプラのねじ穴をなんとか維持していたようです。

↑チタンドーム ツィーターはハードタイプです。Amazonで1個3,586円です。安物ではないです。
修理(改造)はとても簡単で作業はあっという間に終わりました。
肝心の音ですね……
Youtubeに動画をUPしています。
さすがにギターを1本丸々木材から作っていると、これくらいの作業は超簡単ですね。私の技術もずいぶん上達したなあ(当たり前)。
自慢できる程の事はしてません。
修理後の音の違いは全くわかりませんでした。私の耳の限界ですね。
比較としてDALIも一緒に撮影しました。箱の大きさ、ウーハーの大きさの違いははっきりわかります。
JBLらしさという元気なサウンドはそれなりに大きなボリュームで鳴らしてこそですね。
Macの隣において使うには向いてないことを再確認。
J216でアートブレイキーを聴くのが最高です。
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